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仏光照曜最第一

 仏光照曜最第一
 光炎王仏となづけたり
 三塗の黒闇ひらくなり
 大応供を帰命せよ
 
 (讃弥陀偈讃-6)

 『無量寿経』に云わく、「無量寿仏の威神光明、最尊第一にして、諸仏の光明及ぶこと能わざるところなり。(中略)それ衆生ありて、この光に遇えば、三垢消滅し、身意柔軟にして、歓喜踊躍し善心を焉に生ず。もし三塗・勤苦の処にありてこの光明を見たてまつれば、みな休息することを得て、また苦悩なけん」と。阿弥陀仏の別名を「光炎王仏」と申し上げる。光の中の光、光の王であるから、どこにいても、どんな状態でも、必ずあなたを見つけて救う。

 南無阿弥陀仏





by zenkyu3 | 2018-06-30 05:44 | 三帖和讃のこころ | Comments(0)

清浄光明ならびなし

 清浄光明ならびなし
 遇斯光のゆえなれば
 一切の業繫ものぞこりぬ
 畢竟依を帰命せよ
 
 (讃弥陀偈讃-5)

 『讃阿弥陀仏偈』に云わく、「清浄の光明ならぶものあることなし。 ゆえに仏をまた無対光となづけたてまつる。この光に遇うものは業繫のぞこる。 このゆえに畢竟依を稽首したてまつる」と。親鸞は「業繋」に「ツミノナワニシバラルルナリ」と左訓している。心は執着するものに縛られて罪を造り、罪を造ることで苦しみを受ける。どんな苦しみも原因は執着ですから、あなたが罪の苦しみから救われたいと願うなら執着を捨てなくてはならない。

 南無阿弥陀仏


by zenkyu3 | 2018-06-29 05:51 | 三帖和讃のこころ | Comments(0)

光雲無碍如虚空

 光雲無碍如虚空
 一切の有碍にさわりなし
 光沢かぶらぬものぞなき
 難思議を帰命せよ
 
 (讃弥陀偈讃-4)

 『讃阿弥陀仏偈』に云わく、「光雲、無碍にして虚空のごとし。ゆえに仏をまた無碍光となづけたてまつる。一切の有碍、光沢をこうむる。 このゆえに難思議を頂礼したてまつる」と。信の一念に智慧をいただくと仏からの道、無碍の一道が開けてくる。光は悪業煩悩を浄化してくださる。悪業煩悩が浄化されると心は柔らかく、喜びが多くなる。悪業煩悩の影響を受けない信後の生活を開いてくださったので、智慧のお徳を讃えて「無碍光仏」と申し上げます。

 南無阿弥陀仏


by zenkyu3 | 2018-06-28 06:06 | 三帖和讃のこころ | Comments(0)

解脱の光輪きわもなし

 解脱の光輪きわもなし
 光触かぶるものはみな
 有無をはなるとのべたまう
 平等覚に帰命せよ
 
 (讃弥陀偈讃-3)

 『讃阿弥陀仏偈』に云わく、「解脱の光輪、限斉なし。 ゆえに仏をまた無辺光となづけたてまつる。光触をこうむるものは有無を離れる。このゆえに平等覚を稽首したてまつる」と。見たものに執着して心が心本来の自由を失った状態を「煩悩」といいます。執着するものに心が縛られて罪を造り、苦しみを受けるのです。執着する心は好き嫌い、善悪、優劣をもってあらゆることを差別する。差別心を照らして見せてくださるので「平等覚」と申し上げます。

 南無阿弥陀仏


by zenkyu3 | 2018-06-27 06:03 | 三帖和讃のこころ | Comments(0)

智慧の光明はかりなし

 智慧の光明はかりなし
 有量の諸相ことごとく
 光暁かぶらぬものはなし
 真実明に帰命せよ

 (讃弥陀偈讃-2)

 『無量寿経』に云わく、「このゆえに無量寿仏を、無量光仏・無辺光仏・無碍光仏・無対光仏・焰王光仏・清浄光仏・歓喜光仏・智慧光仏・不断光仏・難思光仏・無称光仏・超日月光仏と号す。それ衆生ありて、この光に遇えば、三垢消滅し、身意柔軟にして、歓喜踊躍し善心を焉に生ず。もし三塗・勤苦の処にありてこの光明を見たてまつれば、みな休息することを得て、また苦悩なけん」と。第二首から第十三首は「十二光仏」の名をもって仏徳を讃えます。

 南無阿弥陀仏


by zenkyu3 | 2018-06-26 06:01 | 三帖和讃のこころ | Comments(2)

弥陀成仏のこのかたは

(讃阿弥陀仏偈和讃・第一回)

 弥陀成仏のこのかたは
 いまに十劫をへたまえり
 法身の光輪きわもなく
 世の盲冥をてらすなり

 (讃弥陀偈讃-1)

 親鸞聖人は曇鸞大師の造られた『讃阿弥陀仏偈』を和讃にして『讃阿弥陀仏偈和讃』と名づけ、『浄土和讃』の冒頭に置かれました。曇鸞大師を大切にしているのです。さて、第一首は『讃阿弥陀仏偈』の第二偈「成仏よりこのかた十劫をへたまえり。 寿命まさにはかりあることなし。法身の光輪、法界にあまねくして、 世の盲冥を照らす。 ゆえに頂礼したてまつる」によっています。竹内先生は言われた。「暗いということを知らないことが本当に暗い」と。

 南無阿弥陀仏



by zenkyu3 | 2018-06-25 05:43 | 三帖和讃のこころ | Comments(2)

(このブログのこと)

 南無阿弥陀仏

 二ヶ月かけてゆっくりと『正信偈』六十行、百二十句を読んでまいりましたが、わたしにはいくつかはっきりさせていただいたことがありました。みなさんはどうでしたでしょうか。このブログを読んでくださる御同行のみなさんがおられればこそ、このように続いて行かれるものと感謝しております。

 さて、明日からは『讃阿弥陀仏偈和讃』四十八首を一日一首ずつ読んでまいります。浄土の如来・聖衆・国土の三種荘厳を讃歎する四十八首の和讃ですが、今なら読んでいけそうに感じています。なお、字句解説はその力がありません。しかるべき書を参照ください。また、気づいたことがありましたらコメントください。

 善及記す


by zenkyu3 | 2018-06-24 05:50 | このブログのこと | Comments(0)

正信念仏偈(原文)

正信念仏偈(原文)

①総讃

帰命無量寿如来 南無不可思議光

②依経段

(弥陀章)
1法蔵菩薩因位時 在世自在王仏所
2覩見諸仏浄土因 国土人天之善悪
3建立無上殊勝願 超発希有大弘誓
4五劫思惟之摂受 重誓名声聞十方
5普放無量無辺光 無碍無対光炎王
6清浄歓喜智慧光 不断難思無称光
7超日月光照塵刹 一切群生蒙光照
8本願名号正定業 至心信楽願為因
9成等覚証大涅槃 必至滅度願成就

(釈迦章)
1如来所以興出世 唯説弥陀本願海
2五濁悪時群生海 応信如来如実言
3能発一念喜愛心 不断煩悩得涅槃
4凡聖逆謗斉回入 如衆水入海一味
5摂取心光常照護 已能雖破無明闇
6貪愛瞋憎之雲霧 常覆真実信心天
7譬如日光覆雲霧 雲霧之下明無闇
8獲信見敬大慶喜 即横超截五悪趣
9一切善悪凡夫人 聞信如来弘誓願
10仏言広大勝解者 是人名分陀利華

(結誡)
1弥陀仏本願念仏 邪見憍慢悪衆生
2信楽受持甚以難 難中之難無過斯

③依釈段

(総讃)
1印度西天之論家 中夏日域之高僧
2顕大聖興世正意 明如来本誓応機

(龍樹章)
1釈迦如来楞伽山 為衆告命南天竺
2龍樹大士出於世 悉能摧破有無見
3宣説大乗無上法 証歓喜地生安楽
4顕示難行陸路苦 信楽易行水道楽
5憶念弥陀仏本願 自然即時入必定
6唯能常称如来号 応報大悲弘誓恩

(天親章)
1天親菩薩造論説 帰命無碍光如来
2依修多羅顕真実 光闡横超大誓願
3広由本願力回向 為度群生彰一心
4帰入功徳大宝海 必獲入大会衆数
5得至蓮華蔵世界 即証真如法性身
6遊煩悩林現神通 入生死園示応化

(曇鸞章)
1本師曇鸞梁天子 常向鸞処菩薩礼
2三蔵流支授浄教 焚焼仙経帰楽邦
3天親菩薩論註解 報土因果顕誓願
4往還回向由他力 正定之因唯信心
5惑染凡夫信心発 証知生死即涅槃
6必至無量光明土 諸有衆生皆普化

(道綽章)
1道綽決聖道難証 唯明浄土可通入
2万善自力貶勤修 円満徳号勧専称
3三不三信誨慇懃 像末法滅同悲引
4一生造悪値弘誓 至安養界証妙果

(善導章)
1善導独明仏正意 矜哀定散与逆悪
2光明名号顕因縁 開入本願大智海
3行者正受金剛心 慶喜一念相応後
4与韋提等獲三忍 即証法性之常楽

(源信章)
1源信広開一代教 偏帰安養勧一切
2専雑執心判浅深 報化二土正弁立
3極重悪人唯称仏 我亦在彼摂取中
4煩悩障眼雖不見 大悲無倦常照我

(源空章)
1本師源空明仏教 憐愍善悪凡夫人
2真宗教証興片州 選択本願弘悪世
3還来生死輪転家 決以疑情為所止
4速入寂静無為楽 必以信心為能入

(結勧)
1弘経大士宗師等 拯済無辺極濁悪
2道俗時衆共同心 唯可信斯高僧説

六十行已畢 一百二十句

(教行信証・行巻)



by zenkyu3 | 2018-06-24 05:37 | 仏からの道・資料集 | Comments(2)

依釈段・結勧(2)

(このシリーズは今回で終了です)

 (原文)
 道俗時衆共同心 唯可信斯高僧説
 (読み方)
 道俗時衆、共に同心に、ただこの高僧の説を信ずべし、と。
 (正信偈-60)

 『高僧和讃』に云わく、「釈迦弥陀は慈悲の父母/種種に善巧方便し /われらが無上の信心を/発起せしめたまいけり」と。宿業の身には煩悩だけでなく「信心仏性」が埋め込まれています。この身は無始劫以来の宿業の蓄積で、煩悩は雑多ですが、仏性は一つで、その働きは永遠に変わらない。どのように働くかというと、煩悩を離れ、煩悩の影響を受けないように働くのです。さて、以上で『正信偈』六十行、百二十句を読み終わりました。

 南無阿弥陀仏



by zenkyu3 | 2018-06-23 06:00 | 正信偈の教え | Comments(2)

依釈段・結勧(1)

 (原文)
 弘経大士宗師等 拯済無辺極濁悪
 (読み方)
 弘経の大士・宗師等、無辺の極濁悪を拯済したまう。
 (正信偈-59)

 『浄土和讃』に云わく、「信心よろこぶそのひとを/如来とひとしとときたまう/大信心は仏性なり/仏性すなわち如来なり」と。竹内先生に最初に教えていただいたのが「仏とは智慧と慈悲の働きである」です。二十九年間、地下水流のようにずっと流れていた先生の言葉が最近になって意識の表面にわき上がってきました。思い出したのには理由があるのでしょう。今回のシリーズでは「智慧と慈悲の働き」「信心仏性」について書いてみたかった。

 南無阿弥陀仏


by zenkyu3 | 2018-06-22 05:41 | 正信偈の教え | Comments(0)