2018年 09月 20日 ( 1 )

歎異抄・第一章(2)

 (1)弥陀の誓願不思議にたすけられまいらせて、往生をばとぐるなりと信じて念仏もうさんとおもいたつこころのおこるとき、すなわち摂取不捨の利益にあずけしめたまうなり。

(歎異抄・第一章)

 さて、第一章の第一節です。本節は第十八願の願文を写したかのように内容が一致している。十八願文を見ると「たとい我、仏を得んに、十方衆生、心を至し信楽して我が国に生まれんと欲うて、乃至十念せん。もし生まれずは、正覚を取らじ」とある。すぐにわかるように、「弥陀の誓願不思議にたすけられまいらせて」は「心を至し」と同じ意味だし、「往生をばとぐるなりと信じて」は「信楽して」と、「念仏もうさんとおもいたつこころのおこるとき」は「我が国に生まれんと欲うて、乃至十念せん」とまったく一致しています。この書の作者は第十八願の本願成就のこころを親鸞の言葉でもって冒頭に明らかにしたのです。

 南無阿弥陀仏


by zenkyu3 | 2018-09-20 05:22 | 歎異抄を読む | Comments(0)