2018年 01月 12日 ( 1 )

二河白道の譬え(5)

(この項終わり)


  *6 この人、喚う声を聞くといえどもまた回顧ず。
  一心に直ちに進みて道を念じて行けば、
  須臾にすなわち西の岸に到りて永く諸難を離る。
  善友あい見て慶楽すること已むことなからんがごとし。
  これはこれ喩なり。

  (教行信証・信巻「二河白道」引用部分)

 「須臾にすなわち西の岸に到りて」とは、凡心と仏心との最後の二者選択を迫られ、逡巡なく仏心を選んだ瞬間に西の岸に渡る、すなわち即得往生する。凡心から仏心に主体が転ぜられる。この経験を獲させたくて釈迦弥陀の善巧方便がある。不退転地に入れば、後は法爾自然、智慧が仏への道を歩ませてくださる。わたしはなにもしなくてよい。

 南無阿弥陀仏


by zenkyu3 | 2018-01-12 06:03 | 教行信証のこころ | Comments(0)