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作正信念仏偈曰

正信念仏偈・偈前の文 1

 爾者帰大聖真言 閲大祖解釈   
 信知仏恩深遠 作正信念仏偈曰

 しかれば大聖の真言に帰し、大祖の解釈に閲して、仏恩の深遠なるを信知して、正信念仏偈を作りて曰わく。

 正信偈は教巻、行巻の二巻を書き終えた親鸞が、二巻のまとめとして、真宗の教義とその伝承の歴史を概説したものです。仏教のエッセンスとも言うべき内容で、ここに書かれていることだけはしっかり理解したい。なお、仏教では経論釈と言って、釈尊の説かれた教えを経、印度の菩薩が釈尊の教えについて著述したものを論、中国・日本の高僧が書かれた著作を釈といって区別します。よって、ここで、大聖の真言に帰し、とは釈尊が説かれた無量寿経を拠り所としてということであり、大祖の解釈に閲して、とは三国七高僧の方々が著述に示された経の理解をもとに、ということです。正信偈では、大聖の真言を依経段、大祖の解釈は依釈段として展開されています。また、仏恩の深遠なるを信知して、とは仏教の信心は盲目的な信仰ではない。信知と言って、知るから信じるということが起こる。極微に触れて無限を知るということがある。善及

 南無阿弥陀仏

(追記)教行信証はまだ読み終わっていません。いったん中断し、正信偈を読んでまいります。教行信証の中でも読みましたが、新しくカテゴリを立てて読み直してみようと思います。善及

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by zenkyu3 | 2023-05-29 05:44 | 正信偈のこころ | Comments(0)