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必至滅度願成就

行巻・正信念仏偈(5) 17

 本願名号正定業 至心信楽願為因
 成等覚証大涅槃 必至滅度願成就

 本願の名号は正定の業なり。至心信楽の願を因とす。等覚を成り、大涅槃を証することは、必至滅度の願成就なり。(真宗聖典204ページ)

 必至滅度の願。十一願にいわく、たとい我、仏を得んに、国の中の人天、定聚に住し必ず滅度に至らずんば、正覚を取らじ、と。親鸞は正定聚について一念多念文意の中でこう述べている。この二尊の御のりをみたてまつるに、すなわち往生すとのたまえるは、正定聚のくらいにさだまるを、不退転に住すとはのたまえるなり。このくらいにさだまりぬれば、かならず無上大涅槃にいたるべき身となるがゆえに、等正覚をなるともとき、阿毘抜致にいたるとも、阿惟越致にいたるとも、ときたまう。即時入必定とももうすなり。この真実信楽は、他力横超の金剛心なり。しかれば、念仏のひとをば大経には、次如弥勒とときたまえり。弥勒は竪の金剛心の菩薩なり、と。至って解りやすい。これが親鸞の教えた現生正定聚不退転です。さて、正信偈を読んでいますが、ここまでは無量寿経に依って弥陀の誓願が説明されているので(依経段)弥陀章と言います。次回からは(依経段)釈迦章です。善及

 南無阿弥陀仏

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by zenkyu3 | 2023-03-25 05:40 | 教行信証のこころ | Comments(0)