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諍論をくわだてて

 当時、専修念仏のひとと、聖道門のひと、諍論をくわだてて、わが宗こそすぐれたれ、ひとの宗はおとりなりというほどに、法敵もいできたり。謗法もおこる。これしかしながら、みずから、わが法を破謗するにあらずや。

(歎異抄・第十二章 -71)

 十五年前、ネット上に文章を書き始めた頃、好んで議論を挑んでくる人が多かった。わたしに正しい信心を教えようとでもいうのだろうか。今では匿名性に隠れた冷かしはなくなったけれど、来訪者も四分の一くらいに減った。信心がわかりたければ、わかっていそうな人を探して、その人の話をひたすら聞く。議論は知らない者同士がするのであって、知っている人と知らない人の間に議論は成り立ちえない。自分の心の問題を議論して解決しようというのだろうか。信心のことは勝ち負けではない。

 南無阿弥陀仏
by zenkyu3 | 2019-05-18 05:14 | 歎異抄を読む | Comments(0)