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往生のたすけ・さわり、二様におもう

 みずからのはからいをさしはさみて、善悪のふたつにつきて、往生のたすけ・さわり、二様におもうは、誓願の不思議をばたのまずして、わがこころに往生の業をはげみて、もうすところの念仏をも自行になすなり。

(歎異抄・第十一章 -40)

 親鸞は「善悪のふたつ総じてもって存知せざるなり」(後序)と言った。自分の心への執着はもうない、と表明したのです。第十一章にも「善悪のふたつ」という言葉が見えている。「往生のたすけ・さわり、二様におもう」とは善悪の分別、すなわち自分の心の「悪」を改めて「善」にしようと努力することです。努力するのは自分の心にまだ執着がある。どれほど自分の心に騙され苦しめられても、どうしても自分の心が諦め切れないのでしょう。

 南無阿弥陀仏     

by zenkyu3 | 2019-04-17 05:10 | 歎異抄を読む | Comments(0)