依釈段・源信章(2)

 (原文)
 専雑執心判浅深 報化二土正弁立
 (読み方)
 専雑の執心、浅深を判じて、報化二土、正しく弁立せり。
 (正信偈-52)

 『大無量寿経』に云わく、「かの化生の者は智慧勝れたるがゆえに、その胎生の者はみな智慧なし。五百歳の中にして常に仏を見たてまつらず。経法を聞かず。(中略)当に知るべし、この人、宿世の時に智慧あることなくして疑惑せしが致すところなるなり」と。如来回向の仏智を「因」として開けてくるのが「果」としての「報土」ですから、因なくして果なし。「胎生の者はみな智慧なし」だから報土がわからない。報土がわからないから方便にとどまる。

 南無阿弥陀仏


by zenkyu3 | 2018-06-15 06:02 | 正信偈の教え | Comments(0)