依釈段・善導章(1)

 (原文)
 善導独明仏正意 矜哀定散与逆悪
 (読み方)
 善導独り、仏の正意を明かせり。定散と逆悪とを矜哀して、
 (正信偈-47)

 量深師曰く、「佛の正意は、聖道門に捨てられた者のためにある。聖道門は、本当は佛の正意ではない。聖道門に捨てられた者を救うのが佛の正意である」(曽我量深著『正信念仏偈聞記』)と。善導(613-681)は中国浄土教思想の大成者で『観経疏』を著した。この書は善導自ら「某、いまこの『観経』の要義を出して、古今を楷定せんと欲す」と述べるように、それまで聖道門の立場でしか読まれなかった『観経』を浄土門の立場から根本的に読みかえた。

 南無阿弥陀仏



by zenkyu3 | 2018-06-10 06:17 | 正信偈の教え | Comments(0)