依経段・釈迦章(7)

 (原文)
 譬如日光覆雲霧 雲霧之下明無闇
 (読み方)
 たとえば、日光の雲霧に覆わるれども、雲霧の下、明らかにして闇きことなきがごとし。
 (正信偈-17)

 ぶ厚い煩悩に包まれて智慧の光が隠されている状態を「仏性」という。「日光」は智慧の働き、「雲霧」は煩悩を象徴している。智慧の光がぶ厚い煩悩の切れ間から一筋の光となって洩れ出た。たとえ針の先ほどの光でも光は光、光を見て初めて闇を知るのです。いままでは煩悩と言われてもわれらはなにが煩悩かもわからなかった。しかし、いま初めて光を見た。日の出前の暗さはもう夜の闇の暗さではない。やがて日が昇ることを知っている。

 南無阿弥陀仏


by zenkyu3 | 2018-05-11 06:08 | 正信偈の教え | Comments(0)