依経段・釈迦章(6)

 (原文)
 貪愛瞋憎之雲霧 常覆真実信心天
 (読み方)
 貪愛・瞋憎の雲霧、常に真実信心の天に覆えり。
 (正信偈-16)

 量深師に教えを乞う。「見惑を断ずる位を見道という。思惑(修惑)を断ずる位を修道という。一応、見惑は見道に於いて一瞬に断じ尽くすものであるが、思惑(修惑)の方は一つ一つに当って、善知識の教えを思い出し、如来の本願を憶い出して、だんだんに乗り超えてゆく。だから、信の一念さえあれば問題ないという大雑把な考え方では、人生の問題を解決できない」(津曲淳三著『親鸞の大地』より)。無明は破れ、煩悩浄化の仏道がいま始まった。

 南無阿弥陀仏

by zenkyu3 | 2018-05-10 05:51 | 正信偈の教え | Comments(0)