依経段・釈迦章(3)

 (原文)
 能発一念喜愛心 不断煩悩得涅槃
 (読み方)
 よく一念喜愛の心を発すれば、煩悩を断ぜずして涅槃を得るなり。
 (正信偈-13)

 煩悩がなくなることはない。なぜなら、人の心が煩悩だからです。煩悩がなくなることはないが、煩悩があっても煩悩の影響を受けないなら、それは煩悩がないのと同じだとも言える。それを「不断煩悩得涅槃」と言います。人の心は煩悩でできているから、人は煩悩しか知らない。煩悩しか知らないということは煩悩をすら知らないということです。なにが煩悩かもわからないわれら衆生にどうやって煩悩の中と教えるか。それが釈迦弥陀二尊のご苦労です。

 南無阿弥陀仏



Commented by 畑のかえる at 2018-05-13 06:06 x
なにが煩悩かわからないわれら衆生が煩悩の中にいるとがわかる時がくるのでしょうか?
楽しく暮らしているうちは教えが染みこんではこないでしょう。
若い新鮮な心のうち、あるいは人生苦、あるいは死の直前にでもその瞬間が訪れるか、はたまたそのまま生を終えるか。
そのまま死を迎える人が多いような気がします。
わたしもその一人の気がします。
恐ろしいことです。

Commented by zenkyu3 at 2018-05-13 09:43
> 畑のかえるさん
以前はそのように思ったことはなかった。恐ろしいことを恐ろしいとも感ぜずに生きていられた。そうではないでしょうか。善及
by zenkyu3 | 2018-05-07 06:05 | 正信偈の教え | Comments(2)