依経段・釈迦章(2)

 (原文)
 五濁悪時群生海 応信如来如実言
 (読み方)
 五濁悪時の群生海、如来如実の言を信ずべし。
 (正信偈-12)

 煩悩で出来た衆生の群れを「群生海」という。群がり起こる煩悩で穢れた一切の衆生を入れる器、「世間」もまた汚物入れのように汚ない。衆生はいつも煩悩で汚れきっていたからいつの「時代」も汚かった。今も汚く、これからも汚ない。自らをよしとし他を傷つけ殺すわが心の日常を見よ、強欲にまみれた驕慢と虚栄の世間を見よ、殺戮、暴力、飢餓、恐怖の世界を見よ。煩悩が衆生をつくり、世間をつくり、時代をつくるから「五濁悪時群生海」という。

 南無阿弥陀仏

by zenkyu3 | 2018-05-06 06:08 | 正信偈の教え | Comments(0)