2017年 08月 10日 ( 1 )

親子の愛はひたひたする

  二〇四、とうとむ人より
  とうとがる人がとうといと法敬房のいわれたを、
  蓮如上人は面白きことを云うと仰せられた。
  まことの信を得ぬ人は、
  これが報謝じゃと云うて
  なにか極楽えまいらせくださるる御礼を、
  如来さまに進ぜ申すように思うて居る。
  そこでどうやらひたひたとせぬ。
  まことの信を得た人は、
  如来さまに助けられた身体じゃもの、
  大悲の心に納めとられた身体じゃものと思うて居る故に、
  何を云うても唱えてもひたひたとするは、
  親子の愛のあるしるしじゃ。

  (香樹院語録) 
 

 仏のお心と心通じ合うことを「感応道交」という。信心は仏のお心を経験することであるから理屈をいくら覚えても仏と心通じ合うことはない。仏は求める心に応じて現れてくださるからである。あなたが本当に救われたいと願えば必ず救ってくださる。だから、仏を経験した人の言葉からは仏のお心がちゃんと伝わってくる。


 南無阿弥陀仏

 柏原祐義・禿義峯編「香樹院語録」 


by zenkyu3 | 2017-08-10 06:56 | 香樹院語録を読む | Comments(0)