2017年 08月 04日 ( 1 )

衆生をしつらいたまう

  一 衆生をしつらいたまう。
  しつらうというは、衆生のこころを、そのままおきて、
  よきこころを御くわえそうらいて、よくめされなし候う。
  衆生のこころを、みなとりかえて、仏智ばかりにて、
  別に御したて候うことにては、なくそうろう。

  (蓮如上人御一代記聞書64条)

 人の心はそのままに、人の心の中に仏心を加えて、仏はわれらをよき人に仕立て上げてくださる。仏は智慧を与えて救う。智慧は鏡、自分の心が映る。鏡は映る心を選ばない。心に影響されない。だから、自分の心を正しく見せていただける。見えるから自覚という。見えるから自分の心のいいなりにはならない。そのことを自分の心から救われるという。蓮如上人は「衆生をしつらいたまう」と教えてくれたが、仏はわれらに智慧を与えて本当の人間に仕上げてくださる。ありがたい。

 南無阿弥陀仏


by zenkyu3 | 2017-08-04 19:45 | 蓮如上人御一代記聞書を読む | Comments(0)