2017年 07月 30日 ( 1 )

  一 実如上人、さいさい仰せられ候う。
  「仏法のこと、わがこころにまかせず、たしなめ」と、御掟なり。
  こころにまかせてはさてなり。
  すなわち、こころにまかせずたしなむ心は、他力なり。

  (蓮如上人御一代記聞書54条)


 実如上人は蓮如上人の五男。その実如上人が蓮如上人の教えだとして、たびたび仰せになった。「仏法というのは、自分の心の言いなりになるのではなく、自分の心を楽しむ位にならなくてはならない」と。自分の心の言いなりになっていてはならない。自分の心を自分だと思って執着するものだから、逆に、すっかり自分の心に縛られてしまっている。

 これを「我執」というが、我執を断ち切って自分の心から自由になる。自由になって、逆に、自分の心を楽しむ位になれたら、それは他力というに相応しい。自分の心を主(あるじ)とするのではなく、自分の心の主(あるじ)になれ、と教えるのが仏法です。

 南無阿弥陀仏


by zenkyu3 | 2017-07-30 19:34 | 蓮如上人御一代記聞書を読む | Comments(0)