2017年 07月 13日 ( 1 )

歎異抄・第七章の読み方

  念仏者は、無碍の一道なり。
  そのいわれいかんとならば、
  信心の行者には、天神地祇も敬伏し、
  魔界外道も障碍することなし。
  罪悪も業報も感ずることあたわず、
  諸善もおよぶことなきゆえに、
  無碍の一道なりと云々

  (歎異抄・第7章)

 「無碍」とは影響を受けない。自分の心の影響を受けない。「天神地祇」も「魔界外道」も自分の心の影です。だから、自分の心から、ありがたそうな心が起きてきても、あるいは反対に、恐ろしくも浅ましい思いが湧いてきても、どちらも相手にしないでいられる。これを「無碍」といいます。自分の心が見えることを「智慧」といいますが、見えるのは「離れている」から。離れて見ている。これが仏の目差しです。歎異抄・第七章は「無碍」を端的に示した。

 南無阿弥陀仏


by zenkyu3 | 2017-07-13 06:36 | 歎異抄の読み方 | Comments(0)