2017年 06月 18日 ( 1 )

読書法

  二八二、師曰く。信心を得るには、
  あれこれと、種々の書をよまずともよい、
  懇ろに読むなら、『御文』一通でも必ず信は得られる程に。
  其時、秀存曰く。然らば、我は疫癘の『御文』にて信を得て、
  往生を遂げしめ給わんことを決択せん、と。

  (香樹院語録)

 信心とは仏のお心と心が通じ合うことだから(理屈ではなく)経験である。仏書はすべからく「仏とはどのようなお方か」「仏を経験するにはどうしたらいいか」が書かれている。書いた人が伝えたい仏のお心、この一点に集中して読むことが大切です。しかも、数千回読んだくらいでは足りない。同じ文章をそれこそ何万回何十万回と読むうちに感じることが出てくる。言葉を覚えてはいけない。書いた人が伝えたい仏のお心を感じるのです。

 南無阿弥陀仏

 柏原祐義・禿義峯編「香樹院語録」


by zenkyu3 | 2017-06-18 21:35 | 香樹院語録を読む | Comments(0)