2017年 05月 05日 ( 1 )

大邪見なり

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  九三、吾々が身体と生命とは、
  時々剋々に未来未来と行くなれども、
  心一つは死なぬ死なぬと思う。
  大邪見なり。

  (香樹院語録) 

 「わたし」という意識は老化しない。「わたし」ができて以来「わたし」は完全な同一性を維持している。「わたし」が「わたし」以外の者になったことはない。それは「わたし」が観念だからだ。観念は老化しないから「わたし」は死なないと妄想する。いわゆる「不滅の霊魂」を妄想する。心意識は体の一部、体がなければ心意識もない。当然である。この不滅の霊魂が流転輪廻すると心配する。大邪見である。

 南無阿弥陀仏

 柏原祐義・禿義峯編「香樹院語録」


by zenkyu3 | 2017-05-05 06:44 | 香樹院語録を読む | Comments(0)