2017年 04月 13日 ( 1 )

仏の心を賜わるなり

e0361146_23274032.jpg


  一二二、仏のこころを知る者は、
  仏の心を賜わるなり。
  故に大悲の御心を聞かねばならぬ。

  (香樹院語録)

 煩悩がない悟りの境地を涅槃という。仏教ではそう教えているのに、真宗では「煩悩を断たずに涅槃を得る」という。悟るのではなく、信ずる心一つで、煩悩をもったまま悟りの境地である涅槃に入るというのです。こんなことはありえないことだが、実際に起こることだから「誓願不思議」という。

 仏の心を涅槃という。だから仏の心と感応道交すると涅槃に入る。煩悩の身をもって仏になることはないが、煩悩の身をもって涅槃に入ることはできる。自分の心より高次の心、仏の心の中に「摂取不捨」される。涅槃に入ると無我になる。無我になると仏の声が聞こえる。自分の心以外に仏の心があると知った。

 南無阿弥陀仏

 柏原祐義・禿義峯編「香樹院語録」


by zenkyu3 | 2017-04-13 23:18 | 真宗の眼目 | Comments(0)