語を聞かずして意を体せよ

  一五九、聴聞したお謂れの覚えられたか覚えられぬかを、
  吟味するには及ばず。

  (香樹院語録)

 この法語には「語を聞かずして意を体せよ 」と題がある。聴聞の秘訣は言葉ではなく言葉が伝えようとしている心を感じることだというのでしょう。信心は「感応道交」といいますから、仏さまのお心とつながるように、仏さまのお心を感じるように聴聞することが大切です。心は形がないから心を感得した人が言葉で心を伝えてきました。いわば、水(心)は器(言葉)に入れて運ばれる。器は水を容れるだけの用ですから、器に気を取られてはいけない。コップを渡されたらコップを眺めていないで、すぐに中の水を飲むことです。

 南無阿弥陀仏

 柏原祐義・禿義峯編「香樹院語録」


Commented by ルネッサンス at 2017-09-23 21:47 x
ありがとうございます。どうも私は言葉や文字に気を取られすぎることがあるようです。
南無阿弥陀仏
Commented by zenkyu3 at 2017-09-23 23:45
> ルネッサンスさん
言葉は「それ」を指し示すが「それ」ではない。説明はあくまで説明で事実ではない。われらは事実を今、現に生きている。生きているままを仏というのでしょうが、これもまた説明でしかない。全休
by zenkyu3 | 2017-09-23 06:21 | 香樹院語録を読む | Comments(2)