邪見な心がやみませぬ

  一二、或る人、私は邪見な心が止みませぬ、
  と申し上げたれば、仰に。
  邪見な心が止められぬと思いつめて、
  かかる邪見な奴を御目当てに
  起してくだされた御本願と喜んでおれ。


  (香樹院語録)

 「私は邪見な心が止みませぬ」とは、自分の心が見えてきた。智慧が生じたのでしょう。信の一念の一歩手前です。「邪見な心が止められぬと思いつめて」「御本願と喜んでおれ」とは、自分の心をいじらずに、ただ眺めていなさいというご指導です。


 南無阿弥陀仏

 柏原祐義・禿義峯編「香樹院語録」 


by zenkyu3 | 2017-07-14 09:02 | 香樹院語録を読む | Comments(0)