香樹院語録を読む

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 香樹院語録を読むシリーズは六十回を越えました。あいにくと『香樹院語録』は古書として入手しがたいようですので、このシリーズでは、最初から真宗大谷派・念佛寺さんのホームページから本文を引用させていただいております。ありがとうございます。香樹院語録との最初の出会いは竹内先生からいただいた『香樹院講師語録』(加藤智学編)でした。当時は語録より経典を読みたい気持ちが勝っていましたから、せっかくの書も一通り読んで終わりでした。

 今回もそんなに続くとは思っていませんでしたが、読むほどに面白い。ある意味、歎異抄より奥行きが広く、信心とはなにかが分かりやすく語られ、苦労して聴聞しておられた人たちの姿が尊くありがたく偲ばれます。親鸞によって切り開かれた他力の念仏が六百年の時を蓄積して日本人の血肉となったように感じます。歎異抄は親鸞の肉声を伝えていますが全体として教義に傾き、香樹院語録は聴聞する庶民の顔が見えます。法語、法談、問答、逸話は三百、いましばらく拝読いたします。全休


 南無阿弥陀仏


by zenkyu3 | 2017-05-13 06:42 | このブログのこと | Comments(0)