心安楽

  四、寿命は聞法のためなり。
  五歳で死するもあり、十五二十で死するもあり。
  それにたくらぶれば、後生は一大事と心づく迄の命を得て、
  仏法聴聞致すことになったは、大なる喜びなり。
  もはや寿命の役目は相済んだと思えば心安楽。

  (香樹院語録)


 法を聞くだけの人生だった。竹内先生にお会いして「念仏者が生まれた」と喜んでいただいたことが思い出といえば思い出である。先生にお会いしてから信体験があった。この逆だったら師をいただく喜びがなかった。なにかを得たと思って喜んでいた時期もあったが、そんなことももうどうでもよくなった。どのようにしたって仏のお心からこぼれ落ちることはないのであるから、心安楽。


 南無阿弥陀仏

 柏原祐義・禿義峯編「香樹院語録」


by zenkyu3 | 2017-03-29 23:00 | 香樹院語録を読む | Comments(0)